ホンダとGMの合弁会社、水素燃料電池システムの開始

ホンダと米General Motors(GM)は1月25日、両社の合弁会社であるFuel Cell Systems Manufacturing (FCSM) がミシガン州デトロイト近郊のBrownstown (ブラウンズタウン)工場で、共同開発による水素燃料電池システムの量産を開始したと発表した。2020年代半ばまでに年間2000基の燃料電池システムの納入を目指すという。

アメリカ・ミシガン州経済開発公社 アメリカ進出

ホンダ・米General Motors(GM)の合弁会社、Fuel Cell Systems Manufacturing(FCSM)

同工場で製造される燃料電池システムは、生産コストを従来の3分の1まで削減したほか、耐久性も2倍となっており、マイナス30度という厳寒地でも稼働が可能。ホンダが年内に北米と日本で発売する予定のSUV(スポーツ用多目的車)の「CR-V」燃料電池車(FCV)に搭載されるほか、電源装置としてほかの企業にも販売していく予定だ。

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FCSMはホンダとGMのジョイントベンチャーとして2017年に設立。ホンダの「プロローグ」、「アキュラZDX」、「クルーズ・オリジン」などのバッテリー電気自動車(BEV)などの開発も共同で行っている。