その豊かな製造業の伝統と高度な技術を持つ労働力、そして大自然の美しさ、「ザ・グレート・レイクス州(ミシガン州)」は理想的なワークライフバランスをビジネスに提供

ミシガン州の企業は、州の強みを活用することで回復傾向にある。その強みとは、才能ある人材の宝庫・集約先であること、デジタル化によって世界でもレガシー製造の主な拠点となったこと、そしてパンデミック後のアメリカで「ニューノーマル」として働き、遊び、暮らすのにふさわしい、素晴らしい都市や郊外、準郊外、小さな街と広大な空間があることである。

「私たちは最初にコロナで最も打撃を受けた州のひとつです。」とミシガン経済開発公社の最高事業開発責任者であり、代表取締役副社長のジョッシュ・ハントが言う。「私たちはこの挑戦に立ち向かっただけでなく、力強い回復のために様々な基盤を作りました。高度な技術を持つ人材の深い蓄え、交通の便がよい立地、手頃な生活費、そして強いビジネス環境といった基盤を作りました。」

実際、経済のあらゆる側面を「混合的」と表現するようになったアメリカで、ミシガン州は以下の点でほぼ理想的なバランスを取っている。ビジネスモデル、企業の種類、業種、ビジネス活動の中心地、仕事の場所、そして人的資本の能力だ。州は国の中で最もエンジニアが集まっており、能力のある貿易雇用者の数は上位10位である一方、ネットテクノロジーの雇用でも上位10位にランクインしている。それと同時にハントは、ミシガン州が4番目に「手頃な」州でもある、と言う。

これらの理由から、ベテラン起業家のデイヴィッド・オリージャは、ミシガン州を最高の場所にある州として見ている。なぜならハイブリッドチームを実行する企業や人材が、リモートで働きつつ、ときにオフィスへ出社して過ごせるからだ。

「人々が引っ越し、仕事、生活をすべて同時にできる流動化が見受けられ、そしてミシガン州は(そんな変化にとって)最高の場所にある州です。なぜなら地理的に、そして暮らす場所としての、多様性があるからです。」と、ミシガン州フリント拠点の、起業を助ける非営利団体、100K ideas社の共同創設者、オリージャは言う。